OMソーラーをより詳しく① 仕組み編
より詳しく・・・OMソーラーシステムについて空気の流れの順にご説明させていただきます。
その流れの中で、問題点や疑問点もあろうかと思いますが、これまで、さまざまなお客様より同様なご質問を承っておりますので、過去の経験談も交えさせていただきますね・・・
なんだか、上のほうに
6枚ほどの長方形のガラスみたいな部分
がありますよね・・・
これが
OMソーラーシステムの一番の顔
なんです。
運動会のリレーに例えると、最後の切り札・・・アンカー・・・みたいな存在なのです。
屋根の一番下の部分から、空気を取り入れます。
その空気は屋根の鉄板の下を通って、上の方のガラスの部分で一気に熱い空気に変わってしまいます。
その空気を室内に取り込むのです。
その温度は、本日、私も広島のモデルハウスでお客様とお話させていただいておりましたが、午後2時頃で59度まで上昇していました。
ちなみに、打ち合わせ場所の室温は29度・・・・暑すぎるので早く窓をあけてほしい・・・と、若い社員さんにお願いしました。
「ちょっと待って・・・外の空気を屋根から取り込むって、スギ花粉なんかも入ってくるんじゃあないの?あれって・・・こまるんだよなあ〜・・・」 と、おっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
ごもっともだと思います。
ただ、OMソーラーの屋根の下を通過する空気って、1秒間に数10センチ程度・・・
つまり、ゆっくりゆっくり昇ってくるため、花粉たちがいったん屋根の中に入ってきたとしても、
ほとんど途中で止まってしまう
んです。
実際に、OMソーラーの家とほかの家で実測したデータもありますので、広島モデルハウスでゆっくりご覧ください。
スギ花粉なんかが家に入ってくることは、OMソーラーの問題というより、窓の開け閉めや洗濯物など、衣類にくっついてくる可能性のほうが高いのです。
それよりも、空気を室内に取り込む最後のガラスの部分で、夏は70度、冬は60度にもなるのですから、OMソーラーの屋根って、むしろ大型滅菌機・・・と解釈したほうがよいでしょう・・・
太陽の力って・・・地球が冬でも・・・私たちの考え方しだいでは・・・すばらしいエネルギーになるのです。
このことが、OMソーラーシステムで・・・いつも・・・言っている・・・おもしろい・・・・ もったいない・・・・ なんですね・・・
お陽さま・・・のすばらしい力・・・が・・・ もったいない・・・ んですね・・・ !!
2005/11/19
それでは、屋根の一番上に取り込んだ空気は、どのように家の中に送られるのでしょうか・・・?
心臓部(ハンドリングボックス)とまわりの空気の通り道
人間で言うと血管(ダクト)の役目をしています。
もう、お分かりいただける方もいらっしゃいますでしょうが
この図は
OMソーラーの家の小屋裏
です。
一番上の横に長い半円形の丸い筒を
棟ダクト
と言います。
昨日、ご説明させていただいたガラスまで達した熱い空気を、心臓部のハンドリングボックスという大きな箱に集める役割を果たしています。
このダクトの素材は、専門用語で"PPダクト"といって、発砲スチロールのような熱を逃がさないような素材で出来ており、ホルムアルデヒドのような化学物質が検出されない素材でできています。
これから出てくる、ダクト・・・は、すべて同じと考えてください。
いよいよ、ハンドリングボックスに到達した、熱い空気ちゃん達は、その時々の天気、気温、暖房、涼風取り込み、などの条件によって、ダンパーという板が関所の役目をして、制御盤(後日お話しする予定です)の言うとおりに作動してくれます。
その、ダンパーという板が開いている場所へ、熱い空気ちゃん達が一気に流れ出して行くのです。
冬の天気の良い昼間や夜、補助暖房を使ったりするときは、立下りダクトから暖かい空気を床下へ運んでくれます。
また、補助暖房を使っているときは、暖かい空気は2階の一番高い部分の天井へ集まります。
そこで、リターンダクトという室内の暖かい空気の取り入れ口を設けて、再びハンドリングボックスから床下へ空気を送ってくれるんです。
このようにOMソーラーシステムは
屋外から取り入れた空気を太陽の熱で暖めて、その時々の目的にあわせてハンドリングボックスを制御する
という簡単な考え方のシステムなんです・・・
たとえば、よく間違えられる・・・太陽光発電のような・・・・
「太陽電池って・・・どれだけ寿命があるの〜・・・? 」
「発電した電気を、直流から交流に変えるインバーターって・・・どれだけ寿命があるの〜・・・?」
とか、お思いでしょうが、
恥ずかしながら・・・OMソーラーの場合、そのような「ハイテク」なシステムではないんです。
びっくりするほど「ローテク」な考え方ですので、メンテナンスも単純なんです。
次回は、ハンドリンボックスの詳しいお話です。
2005/11/20
昨日、ハンドリングボックスが人間で言う心臓の役割を担っていると言うことは、お分かりいただけましたでしょうか・・・?
ハンドリングボックスの中身
向かって左上にある丸い穴が、屋根から集めた熱い空気をハンドリングボックスに取り入れるための穴なんです。
これらの空気は中央にある箱の中の丸い筒状の換気扇(シロッコファン)によって引っ張ってきます。
その換気扇の右側にある、車のラジエーターのような部分にお湯を循環させて、夏場の給湯に利用しています。
最後に一番右側の箱に熱い空気が運ばれて、夏は上向きの丸い穴から屋外へ排出され、冬は右向きの丸い穴から床下へ運ばれてゆきます。
このような一連の空気の流れになるよう、毎日がんばって働いてくれているのが、中央の換気扇(シロッコファン)を動かしてくれているモーターと、空気の入り口の左側の箱と、出口の右側の箱に取り付けられた、ダンパーを動かしてくれるダンパーモーターの2個が、いわゆる、機械的な物品なんです・・・
あと、それらを囲っている箱は、ブリキの箱の中に断熱材が敷かれているだけのたいへんローテクな箱なんです。
だから「何年持つの・・・?」とか、質問をいただきますが、基本的にモーターが故障したら、その部分を取り替えるだけですので、大掛かりな修理が必要となるわけではありません。
「う〜ん・・・そうか・・・意外と簡単なシステムなんだね・・・ ちょっと・・・納得かな・・・でも、モーターを動かすには、電気代がいるじゃあないか・・・ しかも、一日のうちほとんどだろ・・・?」
と思われる方もいらっしゃいますでしょう・・・ たしかにごもっともです。
すみません・・・一昨日の屋根のご説明の際に申しておけばよかったのですが、屋根の図の、向かって一番右上に横長な長方形で濃紺のパネルがあったかとおもいます。
それは、太陽電池なのです・・・その太陽電池は、太陽が出ているときには、ハンドリングボックスのモーターを動かしてくれるんです。
つまり、冬の昼間の床暖房、夏の昼間のお湯採り+廃熱・・・
一般的にはハンドリングボックスが動いている時間の、60%〜70%は、太陽光発電により動いてくれているので、電力会社様より請求書は来ません。
ただ、冬の太陽が出ていない日の補助暖房、夏の夜の涼風取り込みの際には、中国電力様のメーターがまわってしまいます。
ただし、1年間に換算しても、1ヶ月あたり、500円から1000円の間でまかなえると思います。
「え〜っ・・・!! お宅でOMソーラーの家を建てたんだけど・・・ そんな、太陽電池で動くなんて聞いてないよ・・・!? 」と、思われるOBのお客様におかれましては、大変申し訳ございません。
新しいバージョンでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2005/11/21
昨日、ご説明させていただいたハンドリングボックスから冬の時期、熱い空気は立ち下がりダクトを通って床下に運ばれます。
床下の様子
右側の床下に突き刺さっているような丸い筒が
立ち下がりダクト
といわれているモノです。
そこから運ばれた空気は床下のコンクリートの面に当たって、自分たちの逃げ道を探します。
図に向かって一番左にあるのが
床吹出口
と呼ばれ、空気が家中の空間に一気に出てゆく出口なのです。
その出口に達するまで、屋根面で60度近くまでになった空気が、最後の出口付近では20度前後の心地よい温度になって出てきてくれるのです。
つまり、出口に達するまでの間、じわっと・・・床下のコンクリートに熱を放出してしまうのですが、それはそれで仕方がありません・・・
だったら、放出された熱を、再び家の中に取り入れるには、床下の素材を
熱を吸収しやすく、ゆっくりと放熱してくれる性質
をもったものが最適ですね・・・
その素材が
コンクリート
なのです・・・
だったら、基礎と兼用したら良いじゃあないか・・・と言うことで、今では、ベタ基礎と言われる底盤が、OMソーラーシステムの蓄熱コンクリートと兼用されています。
まさに、一石二鳥ですね・・・
温まりやすく・・・さめにくい・・・コンクリートのそのような特性をうまく利用したシステム・・・
しかも、空気と言うトラブルがまったく発生しない媒体を使って・・・
それが、OMソーラーシステムのすごいところなんです・・・!!
「そんなにすごいのだったら、なんで・・・有名なハウスメーカーが採用しないの・・・?」そう思われるのは当然だと思います。
私だって、当然・・・同じことを思いました。
ただ、文章のみでの説明では困難ですので、ヨハネハウスの広島モデルで質問してみてください。
2005/11/22
夏の集熱した空気は屋外に排出されますが、その際にハンドリングボックスの中でお湯が採れる仕組みを説明させていただきます。
お湯が採れる仕組み
左上にあるのが、小屋裏のハンドリングボックスです。
右下にあるのが、家の屋外においてある
お湯を貯めるための貯湯層
です。
その間をぐるぐる循環しているパイプの中に不凍液が流れていて、集熱された80度くらいの空気が通過するラジエーターに水を流して70度くらいのお湯に変えます。
その温水を貯湯層の中のヒーターに通して、あらかじめタンク(貯湯層)に貯めた水をお湯に変えています。
このお湯は、夏場は約60度のお湯が300リットル採れるんです。
また、お湯を循環させているポンプは太陽電池で作動していますので、お湯採りのシステムは家庭用電源は必要ありません。
「だったら、天気の悪い日はどうなるの・・・?」と言われることでしょう。
そうなんです。
どちらにせよ、天気の悪い日はあまりお湯が採れませんので、太陽電池が作動しているときのみお湯採りが可能です。
ヨハネハウスで採用しているOMソーラーのお湯採りは、排熱する空気がもったいないので利用する・・・という考え方なんです。
2005/11/24
制御盤
これまでの、OMソーラーのしくみを司るのが
制御盤
なのです。
「OMソーラーとか、何かよくわらんけど、そんな装置って何年もつの・・・?」というご質問をよく聞かせていただきます。
これまでもご説明させていただきましたが、OMソーラーのシステム自体、たいへん、ローテクな仕組みですから、機械的なハード部分の製品は、小屋裏のハンドリングボックスのモーターや、シロッコファン達と通常キッチンとかに設置する制御盤(本日の図にあるような・・・)だけなんです。
そのハンドリングボックスと制御盤は1本の弱電線で結ばれているだけであり、どちらかに故障や障害があれば、その部分を修理したり取り替えたりするだけでOKなんです。
私どもも、OMソーラーのシステム自体の不具合も何度か経験させていただきましたが、小屋裏での修理か、もしくは制御盤自体の取替えとか、短時間で解決するものばかりでした。
もちろん、製品の製造過程での問題は、OMソーラー協会が無償で代替品の提供をいただくこともありました。(車でいう、リコール・・・みたいな状態・・・)
その他、若干・・問題もチラホラありますが、住み心地のよさに対する満足度からすると、微々たるものなのでしょう・・・
2005/11/26
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