家づくりをはじめるときに考えること②
前回までは、一般的な「住まいと太陽・・・」「住まいと家相・・・」など、基本的なご紹介でしたが、本日からは、具体的に、土地に対して、建物をどのようにレイアウトするか・・・? というお話です。
「家をたてよう・・・!!!」と、思ったら、みなさま・・・土地探しからですか・・・?
それとも、すでに、土地は決まっていらっしゃいますか・・・・
どちらにせよ、まず、家を建てようとする土地の条件により、家づくりの考え方は、「がら〜っ」と変わります。
といいますのも、みなさまのご家庭で 「いちばん、やっかいな、おおきなモノ・・・」ってなんでしょうか?
おそらく、一番多い答えは、「車・・・」 ではないでしょうか・・・?
おまけに、ご夫婦・ご家族総動員で、「よっこらしょっ・・・」と、持って、動かせるものでもありません。
また、みなさまのご家庭で、「車・・・・」以外の、「やっかいな、おおきなモノ・・・」ってありますか・・・?
これまでの私の経験では・・・ 「ハーレー・・・」だとか、「ジェットスキー・・・」あたりでしょうか・・・
すこし、かわいいのは、「ウィンドサーフィンのボード・・・」 「サーフボード・・・」などです。
さすがに、「馬・・・牛・・・」 ましてや、「パンダ・・・」 などは、経験ございません。
つまり、このような、、「やっかいな、おおきなモノ・・・」 は、道路から、直接、敷地の中に、移動させなければなりません・・・
ということは、
その敷地に対して道路がどのように接しているかどうかで計画の考え方は、「がら〜っ」と変わる・・・
ということなのです。
敷地に対して、南側に、東側に、西側に、いや・・・北側に道路がある場合、それぞれ、建物のレイアウトが変わってきます。
団地の坂道の途中にある敷地の東側に道路が接している事例
本日は、一般的にいちばん、オーソドックスな事例です。
写真に対して、右側(北方向)へ上り坂の道路です(東側の道路から撮影)。
当初の造成では、いちばん北側に駐車場が予定されていましたが、それでは、建物を南側にレイアウトしないとなりませんでした。いちばん手前の南東の角に、駐車場をレイアウトしかえて、建物を北側へレイアウトしなおしました。
一般的に、坂道のある団地で、50坪前後の、敷地面積だと、このようなレイアウトの変更が、多々あります。
その工事費用だけでも、150万円程度必要になってきます。
70坪以上であれば、それほど、苦労はしないのですが・・・150万円多く出しても、広い土地を購入するかどうか・・・? は、その家を、設計される方の意見しだいでしょう。
写真をごらんになって、お分かりの通り、家の庭まで、南隣りの家の影が押し寄せていますが、家の中には、燦々と太陽の光が入ってきます。
ただし、今回の事例では、ある、特定のご趣味をお持ちのお客様にとっては、絶対にタブーな、ご提案なのです。
大問題になってしまいます。。。
どうしてか、知りたい方・・・
ぜひぜひ、ヨハネハウスのモデルハウスのスタッフが、ご説明させていただきます。
2006/01/08
敷地の面積が70坪以上の事例
昨日同様、東側に道路があり、なおかつ・・・道路と、敷地への高低差がほとんど無い・・・
これだけ、ゆとりを、いただければ、すべてが・・・OK・・・何も言えません・・・
2006/01/09
敷地面積が100坪前後の事例
昨日と同じ条件ながら、写真むかって、右端に、プライベートパーキングがレイアウトできます。
お客様用の駐車場と、ご自身の駐車場とを、きちんと、区別できた事例です。
2006/01/10
接する道路が西側にある事例
敷地面積が70坪程度のため、比較的ゆったりとしたレイアウトが可能でした。
西側に道路がある場合は、夏場の西日対策も考えて、比較的、窓は少なめにしているのと、西日を遮蔽するような、植栽のレイアウトも考えないといけません。
写真に向かってもう少し左側(方位でいうと北東側)にもう一本落葉樹があっても良かったかもです・・・
植栽の紅葉からすると、撮影時期は11月頃、時間は正午前と、予想されます。
2006/01/13
西側に道路がある100坪を超える敷地の事例
これだけ敷地に余裕があると、道路側にお客様用のパーキング・・・ その奥に、プライベートパーキングというような、レイアウトが可能です。
西向きの窓は横長な形状を、横一直線に続けることにより、夏の西日(特に午後3時以降)が、直接、1階のリビングに、入ってこないような、吹抜けの計画をしました。
そのような、具体的な計画を考える際に、「陽模型」は、優れたツールなのです。
「う〜ん・・・ 写真だけではなく、図面も見せて欲しいよね・・・!! 」
という、お声もいただいております。
確かにその通りなのですが、図面は、さすがに、お客様のプライバシーにかかわりますので、簡単に不特定多数の方に公表することは出来ませんので、悪しからずご了承ください。
具体的に、詳しいお話を聞かれたい方は、ヨハネハウスの広島モデルハウスのスタッフに、ご質問ください。
2006/01/14
いちばん難しい、北側に道路が接している場合の事例
車を、北東側にレイアウトするか? 北西側にレイアウトするか? 北面全面にレイアウトするか?
敷地の条件によってまったく変わってきます。
本日は、比較的ゆったりとした70坪以上の敷地面積の家の事例です。
西側が開けているため、建物を西側に寄せて、東側を空け、そこにパーキングとアプローチをレイアウトしました。
そのことによって、朝の陽もなるべく取り入れることが可能になります。
北東にアプローチや、パーキングをレイアウトした場合気をつけなければならないことは、「鬼門」に、玄関が来ないようにすることです。
このことは、必ず、最初の段階で確認しておかないと、取り返しがつかない結果も発生するでしょう。
まあ、気にされない方は、気にしないでください。
設計する立場からすると、必ずチェックをして、お客様に確認する必要があります。
2006/01/15
「う〜ん・・・敷地が広ければ、設計も楽だよね・・・!」
という、お声が聞こえてきそうな、今日この頃です・・・
たしかに、私どもの家作りは、本州西部の田舎町ですので、敷地条件につきましては、恵まれていることでしょう・・・
比較的厳しい条件の広島県内交通の便利の良い敷地での北側道路の事例
北側がメイン道路・・・西側にも道路がありますが、駐車場は、北東・・・玄関へのアプローチは、北西・・・
の、計画となりました。敷地面積は30坪です。
当然、南側の隣の家との間隔は、3メートル以下で、どうして明るい家にしようか・・・??? と、迷ったあげく、北側のリビング階段に大きな窓をレイアウトしました。
また、南側のリビングにも、小さな吹き抜けをレイアウトして、明るい空間の可能性にチャレンジしました。
2006/01/16
東京都世田谷区での事例
いよいよ、レイアウトしやすい、南側に道路がある事例です。
小さな敷地からご紹介させていただきます。
南側の道路はわずか・・・2メートル しかも、敷地面積は29坪・・・
周辺の道路状況からしても、バックで車庫入れしないと、不可能です。
しかしながら、周辺の一戸建ての建売住宅は、8000万円〜9000万円程度する地域ですので、 マンションの立体駐車場に比べれば・・・恵まれているかも・・・です。
2006/01/17
広島市内の新興団地における敷地面積50坪〜70坪の典型的な事例
坂道のため、造成の際、あらかじめ車庫の位置が決まっているため、車庫の位置を動かすと、莫大・・・
費用がかかってきますし、事前に設置された、宅地内への給水管、配水管、ガス管、などの移動も必要になってきます。
つまり、家を建てるにあたり、その敷地のどうしようも変えられない条件のことを、「制約条件」と、いいます。
この、「制約条件」が多くある敷地ほど、計画は早く進みます。
といいますのも、駐車場や、玄関の位置が、ある程度・・・固定されてくるため、計画を進める上で、間取りの考え方の、選択肢が限られてくるからです。
本日の写真も、玄関の位置を「本日のような位置にレイアウトするか・・・? 」
「家全体の真ん中にレイアウトするか・・・? 」どちらかでしょう・・・
そのような、ご提案の故・・・ 写真のような結果となりました。
最近の屋根では珍しく、スペイン風のS型瓦(素焼き)です。
でも、私も10年以上前には、純和風も、スパニッシュ風(現在ではプロヴァンスという・・・)も得意技でした。
2006/01/20
市内中心部での敷地面積70坪 比較的南北に長い形状敷地の事例
地方都市の中心部にありがちで、準防火地域であるため、別な意味での制約があった敷地です。
しかしながら、制約条件もありながら、ゆったりと計画できる、好立地でした。
計画から、全体のデザインまで、満足できる設計をさせていただきました。
いつまでも、私にとって、大好きな家です。
お施主様に・・・いつまでも、大感謝です。
ありがとうございました。
2006/01/21
広島市内なのですが、こんなにすばらしい環境の立地もあるんですね・・・
南側道路で100坪近い敷地の事例
こうなると、制約条件もありませんが、北側のロケーションを活かす間取りが要求されます。
私的には、2階リビングがお勧めでしたが、実際・・・生活されるのは、お客様ですから・・・
ただ、このような環境で、のびのびした子供さんに育って欲しい・・・
との、願いもこめて、2階の子供さんの部屋を特等席にしました。
2006/01/22
市街化調整区域での100坪以上の立地事例
瀬戸内海が見渡せる、のどかな、棚田の中の敷地条件でした。
瀬戸内海特有の、段々畑、の坂道の途中ですので、自然と、パーキングや、アプローチも決まります。
大きな敷地ながら、ある程度の、制約条件が発生した事例なのでしょうか・・・?
どうにでも出来る敷地条件でしたが、敷地の高低差が激しい場合の、事例でした。
ただし、市街化調整区域内内の、開発行為・・・とも関連して、家作りの実現には、云年間も要しました。
このような地域の場合、私たちより、お客様のご心痛の期間が長くなることが、問題なのですね・・・
2006/01/23
いよいよ、「家づくりをはじめるときに考えること・・・」の最後です。
昨日までの、「厄介なもの・・・」車・・・の、居場所を考えながら、同時進行で考えなければならないのは、あたえられた敷地の中で、建てる家の「背中」を、決めることなのです。
つまり、接する道路との関係、周りの風景、隣の家からの目線・・・など、これから、その場所にお世話様になるのですから、きちんと、周りの環境と共存しなければなりません。。。
周りを取り巻く環境の中で、自分の家は。、どちらを向いていたいか、自分自身で考えて見ましょう。
その敷地に立ったとき、あなたは、いつも、どの方向を向いているでしょうか・・・? 向いていたい方向と、方位と、車の置き場・・・
敷地選びの際に、必ず、チェックしておいていただきたい、重要なポイントです。
2006/01/24
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