階段特集
本日から「ちょっとオシャレな木の家」でよく使う手法の階段をご紹介させていただきます。
夏だからといって・・・「怪談・・・」では、ありませんので・・・ むしろ・・・「快(適)段・・・」でしょうか・・・?
まずは・・
ネイビーブルーBOX階段
BOX階段
家の真ん中に階段があります。
「ちょっとオシャレな木の家」 では「BOX階段」と呼んでいます。
おまけに、家の真ん中にレイアウトするケースが多々あります。
階段が家の真ん中にあることによって小さな子供さんも家の中にいる、お父さん、お母さん、お客様、の顔を見ないと自分の部屋にたどり着けません・・・
今回の色使いは、階段の色使いを初めて変えてみましたので「TOPバッター」として、指名させていただきました。
2006/08/06
BOX階段(反対側)
写真ではお分かりになれないと思いますが、5段目〜8段目の間の「ネイビーブルー の「 BOX 」は、実は
収納・・・
なんです。
「収納とは、思えないけど・・・ 実は・・・ 収納・・・」そのような、ディティールを常に考えています。
階段とは話は変わりますが、キッチンのレンジフードはピンク色です。
システムキッチンの色に合わせて塗ってみました。
システムキッチンと造作キッチンは、半々くらいでしょうか・・・?レンジフードはステンレス色やブラックが多いのですが、背面収納と色を合わせることによって存在感をなくした事例です。
2006/08/07
ブルーBOX・・・ササラ勝ちタイプ
今日は
ブルーBOXササラ勝ちタイプ
です。
「ササラ勝ち・・・」って何・・・?
「ササラ」とは建築用語で、階段を支える横方向の板のことです。
階段を踏む部分の板は、そのまま「踏板」といいます。
また「勝ち・・・ 」って言われても、スポーツの世界ではありません・・・
建築業界独特の言い方で・・・ う〜ん・・・・ どういったらいいのでしょうか・・・ ?
「優先する・・・」とか言う意味でしょうか・・・ ?
昨日の階段は「踏板」が優先している・・・ というか、「ササラ」という板をおおいかぶせる様に「踏板」が上に乗っかっているため、「踏板」が勝っている・・・ といいます。
本日の階段は、「踏板」を隠すように、「ササラ」を貼り付けているので「踏板」が勝っている・・・ といいます。
今回の色は、比較的明るいブルーです。
色はお客様の好みによって選んでいただいております。
2006/08/08
途中まで『ブルーBOX・ササラ勝ちタイプ』階段側から
「踏板」の「鼻」の部分・・・
この言い回しも建築業界独特のいいまわしなんですが、「鼻」とは、先端の部分とか、先っちょとか、言う意味なんですが・・・その部分よりも「ササラ」の方が、かぶさるように「踏板」を覆っています。
途中まで『ブルーBOX・ササラ勝ちタイプ』リビング側から
『ササラ勝ち』になっているので、リビング側からの階段「シルエット」が奇麗に見えるのが特徴です。
2006/08/11
ということで、「ササラ勝ち・・・」の階段を上から見てみました。
ササラ勝ち階段の上からのアングル
つづいて
踏板勝ちタイプ
の階段です。
踏板勝ち階段の上からのアングル
上から比べてみるとよく分かると思います。
2006/08/12
本日からは
スケルトン・タイプ
のご紹介です。
まずは「スギ材」で作られた階段です。
スケルトン・タイプ(スギ材)①
スケルトン【skeleton】
ってなんでしょうか・・・?大丈夫です。
①骸骨(がいこつ)
②建造物などの骨組み
③内部の構造が透けて見えること(?タイプの腕時計)
今回の場合・・・②と③と両方の意味に当たるのでしょうか・・・?
「階段」という部位は、建築物では主要構造部の一部にあたります。
つまり、「階段」を構成している「ササラ」の部分と「踏板」の部分が、骨組みとなっている。
しかも、その構造が透けて見える・・・という、まさに「スケルトンタイプ」と言える階段にしてみました。
「ササラ」の部分は、スギ材です。当然・・・ 無垢材です。
「踏板」の部分も、スギ材です。当然・・・ 無垢材です。
ところが、スギ材の無垢材は、やはり収縮が大きいため、若干ギシギシと言う音が発生してしまいましたので、最近では高周波接着の、いわゆる集成材といわれる無垢材の貼合せ材を使用するようにしています。
上から見るとこんな感じです。
スケルトン・タイプ(スギ材)②
お〜い・・・ これじゃあ、小さな子供さんが落ちるじゃあないか・・・!!!
危ないぞう〜・・・!!
と、おっしゃられる方もいらっしゃいますでしょうが、また、明日のお楽しみ・・・
2006/08/13
というわけで、今日は
宮島の花火大会
です。
行きたいなあ〜・・・ とは思うものの、さすがに帰ってくるには、週末の渋谷に6時間居るようなもので勇気がでません・・・
山陽自動車道の宮島サービスエリアも、おそらく、午後からは入れませんので、山陽道をドライブされる方で九州方面に移動の方は、事前に小谷サービスエリアで給油されないと大変なことになってしまいます。
私は、これから、家族を迎えに・・・ **空港へ・・・当然・・・花火どころじゃあ・・あ〜りません・・・!
私の自宅も同じようなスケルトン・タイプ階段なのですが、建築時点で下の娘が幼稚園の年中でしたので、実際、完成時点で階段を上がり下りをさせてみて、「怖くない・・・」と言ったものですから何もしませんでした。
ただし、幼少期の子供さんがいらっしゃる場合は、このような方法もあります。
お子様小さいお宅の例
2006/08/14
「スケルトン・・・ 階段」のSPF (スプルースファー)仕上バージョンです。
スケルトン・タイプ(SPF)
「 SPF (スプルースファー)」といえば、2*4 もしくは、2*6 住宅の骨組みの材料です。
乾燥の状態がよければ、構造材としても非常に強力な木材です。
今回の「ササラ・・・」の部分は、2*10 の素材です。
「踏板」の部分は、WOOD ONEの既製品の階段板を利用しています。
2006/08/15
「スケルトン階段」と「BOX階段」の違いと特徴
について、ご説明させていただきます。
まずは
スケルトン階段
です。
スケルトン階段
『比較的小さなリビングしか取れない場合』『階段の下も有効利用したい場合』や『計画上、階段の位置が南東の角など、日当りが欲しい場合』などによく選ばれるパターンです。
この写真の家も両方の理由により、ご選択いただきました。
敷地面積、30坪、建築面積、15坪、東南方向に長い、長方形の計画でした。
階段の下は、テレビコーナーとして利用させていただいた事例です。
続いて「BOX階段」です。
BOX階段
計画する際に『比較的余裕がある場合』また『階段の位置を家の真ん中から、やや北よりにレイアウトが可能な場合』・・・
なおかつ『階段の下を収納にしたい場合』には、よく利用させていただくパターンです。
階段自体が、大きな壁になってしまいますので『計画上、採光に影響ない場合』に採用させていただいています。
ご予算的には「スケルトン階段」の方が安価に出来ます。
「BOX階段」の場合は、これまでのストレートタイプ「I 型」はさほどではないのですが、これからご紹介させていただく「L 型」「U 型」は設計の状況によりコストが変わります
2006/08/18
本日は
BOX 階段L 型
のご紹介です。
BOX 階段のL 型
「L 型」にレイアウトする理由は、1階と2階の間取りとの兼ね合いからです。
「ストレート」の場合に比べて、最初の曲がり部分の手間代と材料代が余分にかかるため割高になります。
本日ご紹介させていただいたお宅は、階段の裏側の部屋からの収納になっています。
「L 型 BOX階段」の場合で一番気を使わなければならないのが、「段鼻」の転びの寸法と、「ササラ」と「踏板」のチリの寸法が、「L 型」に曲がってきたところで、どうするか・・・ ??
が、ポイントです。
またまた、専門用語だらけ・・・ になってしまいましたが、このあたりはプロでもなかなか、難しい選択ですので「詳しい話が聞きたい・・・ !!」と思われた方は、ヨハネハウスの広島モデルにてご質問ください。
2006/08/19
本日は
BOX 階段U 型
のご紹介です。
BOX 階段のU 型
「ストレート」や「L 型」の場合に比べて、曲がり部分の手間代と材料代が余分にかかるため、一番割高になります。
本日ご紹介させていただいたお宅は、階段の見える側も裏からも、全部で3ヶ所の収納になっています。
ただ、どの階段でも「段鼻」の転びの寸法や「ササラ」と「踏板」のチリの寸法などは全て共通ですので形変われど、納まりは一緒です。
踊り場から2階方向を見上げたアングル
真ん中の仕切りは壁にしないと納まりませんが、上がりきったところはスケルトンな手摺にして、2階からの採光を落として、明るい階段になるよう努力してみました。
2006/08/20
本日は
BOX 階段のU 型 ササラ勝ち
のご紹介です。
BOX 階段のU 型ササラ勝ち
ごらんの通り、1階の床仕上げは「タイルカーペット」で、階段の「踏板」も「タイルカーペット」がご希望でしたので、「段鼻」の部分に、「ノンスリップ」用の金物を取り付ける必要になったため、自然と「ササラ勝ち」になったパターンです。
ご覧の通り、非常に緩やかな勾配ですので、 お客様におかれましても手摺は必要ない・・・とのことで仕上がりました。
もちろん、将来取り付けることも可能です。
2006/08/21
「 BOX階段 」の収納が良く分からない・・・?かと思いつつ、分かりやすい写真を見つけました。
BOX階段の収納部分
本当は「取っ手」はつけずにシンプルに見せているのですが、本日のケースは左側の扉の背が高いため「取っ手」が必要となりました。
「じゃあ・・・”取っ手なし”にはどうするんじゃい・・・?」と、聞こえてきそうですが「手グリ 」という方法を用いています。
ごらんになられたい方は、ヨハネハウスの広島モデルでご覧ください・・・
2006/08/22
今日から
BOX 階段のいろいろな色のご紹介
です。
白い階段だけでなく、階段の色を変えることによって、家づくりの楽しさが倍増します。
もちろん持ち込まれる家具の色・・・ とのバランスも考慮に入れる必要がありますので、
その現場・現場 お施主様と打ち合わせさせていただいています。
ブルー
ヨハネハウスのコーポレートカラーである、ブルーは一番多く選択されているような気がします。
一応・・・ もちろん、白い色が一番多いのですが・・・
2006/08/25
少しシルバーを混ぜた色
玄関ホールと「リビング & 階段」が一体となっています。
「いくらなんでも、これじゃあ玄関に入ったら、家中丸見えじゃん・・・ 」と、お思いになる方もいらっしゃることでしょう。
一応、可動間仕切りで仕切れるようになっています。
玄関ホールのみ仕切つた状態
玄関ホールと階段との間は、ガラス張りとして、リビングと仕切った時でも十分に明るい玄関となります。
ちなみに、ガラスの部分は真ん中の柱を取っ払って1枚にしたかったのですが、コストの問題と、ガラスと階段の間に、子供さんのおもちゃや、ゴミが落ちた場合のメンテナンスの容易さを考慮したら、2枚になってしまいました。
また、階段の廊下側は、収納になっていますが、扉が扉として見えないように「取手」を付けず「手グリ」という手法を用いています。
もちろん、「これだけじゃあ、玄関からガラス越しにリビングがみえるじゃあないか・・・!! 」という、お声も聞こえてきそうですので、全部、閉めてみました。
全部閉切った状態
まあ、普段はここまで閉め切ることはないのでしょうが、 様々な可能性に対処できる・・・可動間仕切りを考えてみました。
仕上げはレッドシダーの突板に、ウレタン塗装で仕上げてみました。
どうしても大きな仕切りですので、長い年月・・・ 思い切り指をかけても耐えうる仕上げは、やはりウレタンしか思いつきませんでした。
2006/08/26
「蹴込板」の部分も「杉板」を貼った事例
メリットとしては、やはり「蹴込板」まで無垢材ですので、暖かい味わいが楽しめます。
汚れ等も無垢材の経年変化とともに味わいが出てくる・・・ というか、雰囲気が深くなってゆきますね・・・
デ・メリットとしては、さすがに、大工さんも「蹴込板」まで、無垢材を使用すると、相当・・・手間がかかるようですので、コストに跳ね返ります。
ペイント仕上げの階段に比べて2倍以上になります。
まあ、いいものは高い・・・ということで・・・写真に向かって、左の部屋は"和室"です。
「フスマ」を開放するとこんな感じ
ちなみに、東京のエー・アンド・エー 丸谷先生の設計コーディネートとヨハネハウスの施工で完成したお住まいです。
2006/08/28
緑色の階段①
いろいろな色が選べますが「緑色」は勇気がいるだろうな・・・
と思いましたが、家具とのバランスによって意外とマッチするものです。
テーブルや、ソファをシンプルな素材で選ぶなら、階段だけ好みの色で塗ってみるのもアリ・・・ です。
逆に、家具までいろいろな色をつけると、チンドン屋になってしまいます。
色の選択は、大工さんが終わる頃ですので、おおよそ家の形が分かってくる時期です。
そろそろ家具や、家電製品が気になる頃ですので、イメージはしやすくなっています。
緑色の階段②
こんなピアノもいいですね〜 !!
2006/08/29
MIX バージョン①
8段目までは「BOX階段」です。
それから上は「スケルトン階段」です。
MIX バージョン②反対側から
2006/09/01
「昨日のMIXバージョンの、写真が分かりにくかった・・・」との意見を小耳にはさませていただきましたので、もう少し分かりやすく撮影された写真を探してみました。
コメントの内容は、昨日と全く同じですが、別の御宅の設計事例です。
本日は、私の下手な日本語の解説ヌキ・・・ で、写真のみでご覧ください・・・
MIX バージョン③
MIX バージョン④
MIX バージョン⑤
2006/09/02
階段特集でございますが、昨日同様・・・「MIX バージョン」の山口県産材・・・「杉の家」の事例がございましたので、引き続き・・・ 紹介させていただきます。
MIX バージョン 山口県産スギ①
MIX バージョン 山口県産スギ②
2006/09/03
いちばん難しい階段
奥の壁側の、いわゆる・・・「ササラ」という骨組み材を壁の中に隠している事例です。
柱と、踏板との接合も一苦労・・・ 大工さんも、塗装屋さんも、大変だったと思います。
もう2度と行いたくないのですが・・・ ご希望がございましたらがんばります。。。
2006/09/04
「MIX」バージョンから
螺旋階段
に移りましょう・・・
屋外 螺旋階段
デザイン性を求めるなら「螺旋階段」は私にとっても憧れの設計事例です。
正直言って、私の自宅の階段より「螺旋階段」のほうが生活しやすい事例は多々あります。
とりあえず、2階リビングのお客様にとって必要な「螺旋階段」の事例でございます。
2階リビングのお客様にとって普段の生活にとって必ず必要になてくるのは「ゴミの出し入れ・・・」と、認識しています・・・
本日は、その代表的な、御宅の屋外螺旋階段の事例でした。。。
2006/09/05
室内 螺旋階段①
玄関の土間から・・・ リビング・・・ ダイニング・・・ オープンな空間になっています。
その中央にレイアウトしたのが、螺旋階段でした。
しかしながら、夜はきちんとプライバシーを保てるよう仕切ることもできます。
室内 螺旋階段② 2階へ上がったところ
螺旋階段は、さらに、LOFTまで続きますが、山口県では2階建てで、認めてもらえますが、広島県では、3階建て扱いになりますので、固定資産税などにも影響してきます。
室内 螺旋階段③
階段の「踏板」は、九州の杉です。
丸く加工する手間が、大工さんの腕の見せ所・・・
とは、いいながら、材料だけ家具屋さんに持って行き、綺麗にカットしてもらったことでしょう・・・
2006/09/08
階段特集もそろそろ最後にしましょう・・・
本日は、ヨハネハウスの広島モデルハウスの再度ご紹介です。
広島モデルハウス
実は、動く階段です・・・設計は、エー・アンド・エー 丸谷先生です。
丸谷先生との「 架け橋 」をいただいたのは、現在の「 東京町家 」の迎川さんでした。
この要望は、当時、私から出させていただきました・・・ 丸谷先生にたいして「家具のような動かせる階段で、将来2階の間取りが変わっても移動するだけで良い階段にしたい」という・・・「なんてたいへんな、わがままを・・・」を申させていただきました。
私としても「BOX部分」のイメージは自分なりに持っていましたが、最後の「動かせる」を実現いただいたのが丸谷先生でした。
実物をご覧なられたい方は、ヨハネハウス広島モデルハウスにて、弊社スタッフにお声掛けください。
2006/09/09
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