木材生産者と顔の見える関係になる
構造材の品質は家の構造を決める重要なものです。この品質に問題があれば、いくら綿密な構造設計をしても意味がなくなってしまいます。構造材の品質をきちんと担保することは、家のつくり手の重要な作業のひとつであり、責任です。
あらゆる建築材料について実施することは無理であっても、少なくとも家の構造を決める構造材についてはその生産者としっかりコミュニケーションし、緊張感のある信頼関係を結ぶことが不可欠です。
ヨハネハウスでは山口県錦川流域の木材生産者と顔の見える関係をつくってコミュニケーションを図り、構造材の品質が担保できるようにしています。
性能・品質へのこだわり。確かな構造材を使う
構造材の品質においては、とくに「乾燥」と「強度」が重要です。乾燥が不十分な木材は変形しやすく、強度も落ち、様々な不具合を生じさせます。木造住宅における不具合のほとんどが、不十分な乾燥の木材を原因としていると言っても過言ではないほどです。
一般的に流通しているムクの構造材は強度が不明確であり、本来は明確な強度に基づいた構造設計が必要であるにもかかわらず、「見込みの強度」によって構造材の寸法が決められているのが現状です。
ヨハネハウスで使用する構造材(柱や梁)は、強度が確認された問題のない品質のもののみを厳選してきました。
遥かに手間と時間がかかりますが、バラツキのない安定した構造躯体を実現するには、こうしたこだわりが必要不可欠だと考えています。
優良県産木材に認証された住宅への助成金制度
また優良県産木材に認証された山口県産材で住宅を建てられたお客様には、補助制度として助成金が出る制度もございます。
数本に1本のサンプリング検査ではなく、申請分の木材全てを検査するというたいへん手間と時間のかかる厳しい検査ですが、ヨハネハウスの山口県産材は「相当レベルが高い」との報告を受け、合格証となる「優良県産木材認証審査報告書」をいただき、合格ラベルが貼られた木材で家づくりを行ってきました。
これも構造材に徹底してこだわってきた結果だと、大きな自信につながっています。